NSP「CD発売記念コンサート」

行ってきました。場所は渋谷公会堂


前日のビートルズものには、なんていうか・・・トシを考えてないカッコしてる人達も結構いたんですが、NSPの方はそんなこともなく、皆様きちんとした大人の方々でした。NSPは一度無くなってしまったわけで。でも、そのおかげでファンの人達も大人になれたのかもしれないな、と思ったり。アルフィーファンは・・・大丈夫かオイと思ってしまう人達が居ますもんね。別に会場で元気に騒ぐ分にはトシとか関係なく(周りの人に迷惑をかけない程度で)自由に騒いでいただいて構わないのですが。アルフィーファンには、年齢的には大人なくせに行動や言動が低レベルな人が少なくない。というのが個人的な感想です。そうじゃない人ももちろんいます。でも、何人かでもそういう人がいたら、「アルフィーファンってみんなこうなんだ」って一般の人々に思われてしまうんだということを認識しなきゃいけないと思います。せめてゴミ捨てくらいちゃんとしろ、と夏イベの帰りにいろんな場所で思います。他の施設とか駅とか。イベント帰りにゴミが溢れてるんですよ。ゴミ箱がいっぱいで入らなかったら、そのくらい家まで持って帰れボケ、と思ってしまう。


話が思いっきり逸れましたね。すみません。でもそのくらいアルフィーファンとNSPファンに違いが見えたんですよ。


さて。NSPコンサート。登場してメンバーが席に着くと「天野くーん」「天野くーん」「天野さーん」「天野くーん」・・・凄い。NSPファンって凄い。てか天野さんのカリスマ性みたいなのが凄いんでしょうね。んー。呼んでる一部の人とそれ聞いて笑ってる沢山の人。その後「中村くーん」「平賀くーん」という声もあり。あとやっぱり「天野さん」より「天野くん」っていう声の方が多いんですよね。それが特徴というか。公式のBBS見てても思いますが、ファンの方々の中ではNSPは「天野くん」「平賀くん」「中村くん」なんですよね。そのときから存在としては時間が止まってるんじゃないかな、と。なんか、そう呼べるのがうらやましくもあり、素敵なことだなという気持ちもあり。


平賀さんと天野さんが帽子着用です。天野さんのそばでスタッフさんがギターのストラップをかけるのを手伝ってました。中村さんはいつ見ても若いなーと感心。平賀さんはやっぱりひとりだけ椅子がありません。MC中も立ちっ放しで疲れないのかなぁ・・・。天野さん、第1部のときに被っていた帽子は「そこのパルコで店員さんが『お客様とってもお似合いです』って言ったんだよ」だそうです。この帽子は第1部終了時に客席に投げてプレゼントされてました。


NSPはまだまだ不勉強なもので、知らない曲は歌詞とかをメモっておいて帰って来てから調べてるんですが・・・分からん曲がたくさんあります。あー。とりあえず「如月の詩」→「水のせいだったんです」→自己紹介等MC→「弥生つめたい風」で合ってるかな?


天野さんのMCって本当に良いですよね。MC第一声は「いい感じだね」でした。特に天野さんファンの方々は本当に嬉しいんじゃないかと思います。最初の自己紹介では「NSPの影のリーダー、天野滋です」だそう。中村さんが「真のリーダー」、平賀さんは「最近リーダー」だそうです。面白いなぁNSP。「遠くから来た人?」という質問では岩手・鹿児島・沖縄・広島などなど。「近くから来た人?」は世田谷とか。「渋谷とか恵比寿の人居ない?」って仰ってましたね。そして最後に「中途半端なところから来た人?」にたいして長野、という声が。「長野?確かに中途半端だねぇ〜」と天野さん。中村さんに「八王子とか?」って聞かれて「群馬とか」ということで。そのあたりからいらっしゃった方も居たみたいです。中途半端な距離だと「日帰りも出来るし・・・」ということでなかなか行くことが決断出来ないんじゃないか、とか。いろんなところからみんな来てくれて嬉しい、とのことでした。


中村さんMCでは娘さんのお話。平賀さんに波田陽区のCDをもらったという。「エンタの神様」にハマってるんだそうで。で娘さんが歌をつくったということで「ワタシあ〜ま〜の〜し〜げ〜る♪」とうたいだす中村さん。なんだっけか・・・ちゃんとおぼえてないんですが、「最近あんまり『歌は世につれ』うたってない」みたいな。「でも、アンタのかわりにウチのパパがうたってますから〜っ、残念っっ!」だっけかな。途中で一回噛んじゃってましたが、歌をうたう人はこういうのをうたわせても上手いんだな、と変なところで感心してしまいました。その娘さん、開演前に楽屋に来たそうで。でもなんか天野さんに対して緊張してる、とか。「平賀のとこには平気で行くのに、俺の方にはなんかモジモジして」と天野さん。「恋心か?」とかね。「お父さん、娘さんを僕に下さい」とかやって天野さんと中村さんが遊んでました。中村さんは、「それもいいかもしんないね。でも平賀のお姉さんから俺の娘かぁ・・・幅広いな(笑)」と。ここでの中村さんボーカル曲は「粉雪のささやき」でした。


平賀さんMC。・・・なんだっけ(←オイ)・・・えー・・・なんか、ライブドアの傘下になるとか天野さんに言われちゃったりして。面白い話ではあったんですが、平賀さんのしゃべりが一区切りついた後の、天野さんの「つーか、もっと“笑い”取ってください」に爆笑してしまったため、吹っ飛びました。ゴメンなさい平賀さん。あぁ・・・平賀さんファンのハズなのに。まぁ三人とも好きなんで良いんですけどねー。平賀さんボーカルの曲は「碧き空は永遠に」でした。・・・泣いちゃった。なんかもう、歌詞を聴いていたらもう。平賀さん作曲の曲って基本的になんとなくとっつきやすくて好きなんですよ。「八月の空〜」とかも大好きですし。で、歌詞を考えながら聴いてたらどうも耐えられなくて。泣いてしまいました。最近泣き虫復活傾向にあります。まずいぞ。


「碧き〜」の後、天野さんと平賀さんがお互いを褒めあってました。「曲がいい!」「詞が素晴らしい!」って。天野さん、「良い曲だよね〜・・・さっき中ちゃんのときはあんま思わなかったんだけど(笑)」とか。「中ちゃんはいじられてなんぼ、ですから」だそうです。中ちゃんだったか中村くんだったか忘れましたが。


中村さん・平賀さんの曲に続いて、今度はメジャーな曲ということで。平賀さんが「一曲しかないじゃない」って言ってマス。で「夕暮れ時はさびしそう」を。


「春はもうすぐ」では天野さんがちょっと間違えてしまい、やり直し。本人曰く「ギターが間違えたみたい」だそうです。今日は初めて使うギブソンのギターだから、ポジションマークが違って見にくい、と仰ってました。これは・・・ね。終盤のMCで分かることなんですが、天野さん、今はほとんど眼が見えていない状態なんだそうです。それで初めて使うギターじゃ更にやりにくかったんだと思います。このときはまだ眼のことも話してなくて、平賀さんが「言い訳するね〜」とか言って茶化してたんですが、平賀さんとしても天野さんがちゃんと言うまではそういう扱いにしておこうということだったんでしょうね。


茶店「時間割」のお話。ホントは白い椅子じゃなかったかも・・・とか、この前行ったらマスターが凄く喜んでくれてたとか、昔よく中村さんと待ち合わせをしたとか。緑の扉にホントは金のふち、だったとか。中村さんも最近になって一度行かれたそうですが、近くに座ってた女の人ふたりが「え、NSP渋谷でコンサートやるんですかっ?」ってマスターと話してたんだそう。「隣に俺が居るのに気付かなかった・・・」と。マスターも気付いてくれなかったらしいです。天野さんは「平賀とふたりで行けば気付くんじゃない?」とアドバイス(?)。そして「白い椅子の陰」へ。でそのまま中村さんの「BLUE MOON」、そして平賀さんの「朝」と。


「今回は・・・今回っていうかいつもなんですけど(笑)2部構成で、第2部はバンド形式でやります」と。15分休憩になるので、トイレ行ったりパンフ見たりしてて下さい、ということで。今回パンフが豪華だよね、というお話もありました。平賀さんは昔の写真見てひゃーってびっくりしたそうです。


第1部最後の曲は「BIRTHDAY」でした。


・・・一気に書いたら疲れました。第2部は書けたら書きます。色々ね。思うところもありますし。もちろん、天野さんについてですが。実は桜井さんが手術したんですよって話を昨日初めて知って、今日は天野さん明後日から入院しますっていうのを聞いて。コンサートは楽しかったし感動したしNSPに出逢えて本当に良かったと思えた一日だったんですが、気持ちは複雑です。


でも。コンサートに行きたくても行かれなかった方がもしもこれを読んでいたら、という想定で書きます。


天野さんを心配するあまり静まりかえってしまった会場に向かって、天野さんは「大丈夫だよ、帰ってくるよ!」と言ってくださいました。「大丈夫」という言葉は、本人が発したときに最も強く意味を持つ言葉だと私は思っています。周りが「天野くん大丈夫?」と必要以上に騒ぎたてることは天野さん自身を傷つけることになりかねませんし、「彼は大丈夫ですよ」と誰かが言っても、その言葉だけを信じろというのはやはり応援する側としては不安です。


天野さん本人が仰った「大丈夫」の言葉なら、信じられるのではないでしょうか。私はこの一言にとても救われました。天野さんが辛い状況でこの言葉を発していても、その「大丈夫だよ」と「帰ってくるよ」には天野さんの強い想いがこめられているのだと思います。だから私は、天野さんの「大丈夫」を信じたいと思うんです。今日改めて思って、帰りにアンケートにも記入してきたんですが、私は天野滋という才能に出逢えてとても幸せに思っています。だから、天野さんの言葉を信じて待っていようと思います。


会場に行けなかった方にも天野さんが仰ったこの言葉を知っておいて欲しいと思い、長々と自分の考えまで書いてしまいました。NSP初心者なのに出過ぎた真似をして申し訳ない気持ちもあって、想いは更に複雑です。